どーも、ナンパ大好きブロガーのタカシです!
けっこう前の話ですが、ラブホ街でナンパをしてトラブルを起こしてしまいました。
もしかしたらこれからナンパをする人の参考になると思い、その時の体験談を書きました。
結論から書くと、特にナンパ初心者にはラブホ街でのナンパはおすすめしません。
安易にラブホ街でナンパをすると、この記事のような事態に陥ってしまうかもしれないので注意してください・・・。
2015年、池袋西口でホストをしていた頃
当時の僕は25歳で、池袋西口にあるホストクラブで働いていた。
その日は店の営業終わりに、後輩2人といっしょに池袋西口でナンパをしていたのだった。
途中で、通りの向こう側の車に乗った風俗店員(おそらく女の子の送迎中)が窓を開けて、「君たち、ここでやっちゃダメだよ!」と僕たちに注意してきた。
そこで大人しく「すみませーん」などと言って違う場所でナンパをすればいいものを、その日の僕は酔っ払っていたこともあり、注意してきた風俗店員にメンチを切ってしまったのである。
普段は怒ったりしない僕だが、その日はかなり悪酔いをしていた。
営業中に慣れないブランデーを飲んだのもあるし、後輩がいたことで見栄を張りたい気持ちがより強く出てしまったのもあるだろう。
なぜか、猛烈に怒りがこみあげてきてしまったのだ。
ホストとしてよりも、ナンパ師の僕が怒っていた。
「ここはお前の街じゃない。注意する権利はないはずだ!」と。
風俗店員たちの逆鱗に触れてしまう
しかし今思えば、その風俗店員は優しく注意してくれていたような気がする(記憶が定かではない)。
ナメた態度を取られ、風俗店員も頭にきたのだろう。
そのまま車を降り、助手席に座っていた男といっしょにこちらへズカズカと歩いて来た。
注意してきた風俗店員はスーツを着ていたが、もう一人の助手席に座っていた男は私服で、短髪色黒と、いかにもヤンキーのおっさんだった。
そのヤンキーのおっさんに、いきなり胸倉をつかまれて、そのまま後ろにある木に叩きつけられた。
正直、気が動転していたこともあり、その後の会話はあまり覚えていない。
「あーあ、お前らやっちゃいけないことやっちまったなぁ!」とか「どう落とし前つけるんだよ!」みたいなことを耳元で怒鳴られた。
殴られはしなかったんだけど、タバコの火を顔の近くに持ってこられたり、殴るフリをして威嚇された。
特にヤンキーのおっさんは、「久々に暴れられるぞ!」と言わんばかりに楽しんでいるようだった。
取返しのつかない状況に・・・
後輩2人は、土下座して「すみません」と謝っていた。
しかし僕はというと、「こいつらに謝る必要はねぇ!」とますますヒートアップしていた。笑
今思えば、後輩たちの方が大人の対応だったのだろう。
後輩たちからしたら、おとなしく土下座すれば場は収まるので、「おいおい先輩、いいかげんにしてくれよ・・・」という気持ちだっただろう。
僕は「後輩たちは関係ないから帰らせていいだろ!」と言ったが、「後輩たちも共犯だ」と言われて帰すことを許されなかった。
気付けば周りには応援に駆けつけた風俗店員が10人以上いて、僕たちを囲んでいた。
正直その時の僕は、もう後に引けないので、後輩たちを帰してから1人で全員を相手にストリートファイトをするつもりだった。
ボクシングの経験があるからワンチャンいけると思っていたけど、ドラマやマンガの主人公になったつもりで自分に酔っていたのもある・・・。
さすがに10人以上相手じゃ無理だ。笑
風俗店員に「お前たちじゃもう話にならないから、上の者を呼べ!」と言われ、後輩が電話で店(ホストクラブ)の社長と代表を呼んだ。
たまたま近くで飲んでいたため、社長と代表はすぐに来た。
事情を察し、風俗店員に丁寧に謝った社長と代表はその後、僕の方に来ると、交互に殴ってきたのだった。
機転の利いた即興芝居
しかし、全く痛くなかった。
社長と代表は殴るときに加減をしてくれ、それを察した僕は、演技で殴られて痛いフリをした。
地面に倒れた僕はそのまま代表によって風俗店員の前まで引きずられ、「土下座をしろ!」と言われた。
そして(演技で)嫌々ながら土下座をする僕。
まさに機転の利いた即興芝居だった。
それで風俗店員たちも満足したらしく、その場は無事に収まった。
帰り道、風俗店員たちが見えなくなってから、社長が言った。
「もしあっち(風俗店員側)が完全に間違っていたら、俺らは徹底的にやってやるよ。でも、夜には夜のルールがあるんだ。法律がどうとかは関係ない」
「今回のことはいい勉強になっただろ。お前なりに後輩を守ろうとしたんだ、よく頑張ったな」
その時、ピンと張りつめていた緊張が一気に弾け、涙が止めどなく溢れた。
自分の情けなさ。
土下座をして傷ついたプライド。
そして己のエゴで、後輩たちを危険にさらしてしまったこと。
社長と代表に謝らせてしまったこと。
さらに、痛くないように殴ってくれた優しさ。
きっと社長と代表は、これまでにもたくさんの修羅場をくぐり抜けて夜の世界を生きてきたんだろう。
夜には夜のルールがある
ちなみに、注意してきた風俗店員とはそれ以降も会うことはあったが、特に因縁をつけられたりはしなかった。
もしかしたら、当時の僕がホストではなく普通のナンパ師だったら、ここまでの事態にはならなかったのかもしれない。
「同じ夜の人間なのに、ルール分かってないのか」と感じ、懲らしめてやろうと思ったのかもしれない。
冷静になった今なら、風俗店員側の意見も一理あると思う(一般社会では胸倉をつかんだり土下座を強要した時点でアウトだが)。
彼らからすれば、在籍している女の子は店の商品。
例えば女の子が違う店にスカウトされたり、ホテルに行くのが遅れたりして仕事の妨げになることは避けないといけない。
つまりはナンパする側が意図していなくても、営業妨害をしているように思われてしまうということだ。
僕は当時、「在籍している女の子だってプライベートは自由なんだから、ナンパに応じるかどうかは女の子次第で、店側が口を出すことじゃない」と思っていた。
例えばオフィス街でOLをナンパして、そのOLの上司や社長に「ここでナンパをするな」と言われるようなものだ。
でも、風俗店員にはそんな理屈は通用しない。
なぜなら夜には夜のルールがあるから。
彼らは「自分たちの街」でのナンパを放っておかないだろう。
終わりに
僕はホストを辞めてからもラブホ街でナンパをすることはあったが、あくまでも目立たないようにしていた。
ラブホ街には、ホテルや待機所に向かう可愛いホテヘル嬢やデリヘル嬢が多く歩いているので、確かにナンパするには効率がいい。
その反面、今回の体験談のようなリスクもあることは忘れずにいたい。
特に初心者には、ラブホ街でのナンパはしないように勧める。