『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』を読んだ感想

書評

この本はプログラマー時代に通勤電車の中の広告で知って、すぐにポチった。

ちなみに俺の中でのポチるとは図書館のサイトで予約することである。

それから1年以上が過ぎ、やっと予約の順番が回ってきたので、読むことができた。

いつも通り、自分用としての備忘録と書評を兼ねた記事として、引用を交えながらつらつらと書いていこうと思う。

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どんな内容か?

内容は多岐にわたっているが、お金というよりは経済そのものについての本といった方がいいかもしれない。

お金や経済のあり方は変わっていき、さらに変化は加速していっている。

ただ、どのように変わっていくのか?どのような方向に向かっていくのか?それがわからないと不安になる方も多いと思います。この21世紀に登場した「新しい経済」とはどんな経済なのか、その「新しい経済の歩き方」を本書では紹介しています。

現在の経済やお金の起源、そのメカニズム、そして最終的には資本主義の発展形である「価値主義」という枠組みを提案している。

お金2.0とは?

著者はFintechを便宜的にFintech1.0とFintech2.0に区別している。

  1. Fintech1.0
    すでに存在している金融の概念は崩さずに、ITを使ってその業務を限界まで効率化するようなタイプのもの。ロボアドバイザー、スマートフォンを用いた決済、クラウドファンディングなど。
  2. Fintech2.0
    近代に作られた金融の枠組み自体を無視して、全くのゼロベースから再構築するタイプのもの。本書のタイトルである「お金2.0」もここから取っている。ビットコインを始めとする仮想通貨など。

経済の特徴とメカニズム

経済とは、欲望のネットワークであり、「人間が関わる活動をうまく回すための仕組み」と著者は定義している。

現代社会の欲望は以下の3つに分けられる。

  1. 本能的欲求
  2. 金銭欲求
  3. 承認欲求

さらに、経済のような動的なネットワークには以下の2つの特徴がある。

  1. 極端な偏り(格差)
  2. 不安定性と不確実性

そして、経済システムが自己発展的に拡大していくためには、以下の5つの要素が必要だ。

  1. インセンティブ
  2. リアルタイム
  3. 不確実性
  4. ヒエラルキー
  5. コミュニケーション

現代は生物的な欲望よりも社会的な欲望が目立ってきていて、中でも頭文字を取って3M(儲けたい・モテたい・認められたい)の3つが欲望としては特に強く、これらを満たすようなシステムは急速に発展しやすいです。

3Mというのはこの本で初めて知ったが、「まさに俺じゃん!」って思った。笑

ここでちょっと休憩・・・

上記に追加で、安定性と持続性を考えると、さらに以下の2つの要素を取り入れる必要があるらしい。

  1. 寿命による移動先
  2. 共同幻想

これらを体現しているのがビットコインで、実際に本書では企業やサービスでの具体例が書かれている。

しかし、ここで書いていて不安になったことがある。

ここまで書いてきて、書評というよりは、ただの劣化版の要約みたいになっていないか?と・・・。

結局、本の内容を自分なりにしっかり落とし込めていないからこんなことになってしまうのだろう(これでも2回しっかり読んだつもりだが)。

著者の佐藤航陽さんは物事を抽象化するのがうまい。これは落合陽一さんも、前田裕二さんも持っているスキルだ。

社会の中で細分化して分類されてきた概念も、違う角度から見ると実際は全く同じ構造が隠れていることが多いのです。この一見異なるものに存在する「普遍性」、共通する「パターン」を見つけられると、未知の事態にも臨機応変に対応できるようになります。

中央集権化 → 分散化

著者は、テクノロジーの変化は点ではなく線で捉えることが大事だという。

まずは、バズワードよりも今世の中の起きている変化を1つの現象として理解することが大事です。それが見えてくると次に起きる変化もある程度は予測できるようになり、次々に登場する流行にも冷静に向き合うことができるようになります。

そこで、今起きているのはあらゆる仕組みの「分散化」である。

UBER、Airbnb、メルカリなどのシェアリングエコノミービジネスは、どんどん拡大してきている。

資本主義 → 価値主義

一方で、リーマンショックのあたりから、資本主義の限界が見えてきた。

「証券の証券化」など、金が金を作る社会は、世の中の実体と乖離してきている。

そこで著者は資本主義の発展形として、「価値主義」というものを紹介している。

価値というのは一般に、以下の3つに分類できる。

  1. 有用性としての価値
  2. 内面的な価値
  3. 社会的な価値

資本主義は、「1. 有用性としての価値」を重視してきた。

対して、「2. 内面的な価値」と「3. 社会的な価値」というのは目に見えない。

感想

まず、余談になるが、読書をしてからのブログへのアウトプットの方法を見直そうと思った。

実際、この記事を書くのに、読書の時間とかトータルで10時間以上はかかっていると思う。

それなのに、このレベルのアウトプットしかできていない。いや、アウトプットというより引用の寄せ集めみたいだ。

他にももっといいことが書いてあったけど、気になった文を全て引用していたらキリがない。

そして、時間をかけたわりには、内容の薄い記事ができあがってしまった。

本の内容は残念ながらしっかり落とし込められなかったが、これからの自分に応用するとするなら、アフィリエイトはそこまで重視せずに、信用できる情報を発信することを意識しようと思った。

それによって自分の価値は上がっていくだろうし、そうなっていったらブログから離れた場所でも活動することができるだろう。

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